2008年2月28日木曜日

何もなかった


 昨年は、何もなかった。
 一昨年は、何もなかった。
 その前のとしも、何もなかった。

 そんな面白い詩が、終戦直後の或る新聞に載っていたが、
 本当に、いま思い出してみても、
 さまざまな事があったような気がしながら、
 やはり、何もなかったと同じような気もする。
    <太宰治>
〝虚無あるいは残酷というもの〟
 

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