2008年6月14日土曜日

ラファエロ


 レオナルドの描く肖像画のあとでラファエロ(バルダッサーレ・カスチリオーネの肖像)に目を移すと、最初は緊張感の欠けた描き方に魅力が感じられない。
 レオナルドの持つ、謎めいた深遠という言葉が使いたくなるような秘めやかさが無い。
 しかし、ゆっくりと両者を比べて視線を往復させていると、ラファエロからは、清澄な空気が漂って来るのが分かる。
〝天才に特有の心の目が通過する内的器官の相違、凡才無縁〟

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