2009年3月17日火曜日

生々流転


 道ばたに転がっている石ころも、
 実体としてみれば、流転している。
 昨日の風雨でいくらか削れたかもしれないし、宇宙線が衝突して、石を構成する原子に、いささかの変化が生じたかもしれない。
 千万、一億という年数を経れば、石ころもまた流転することは明白であろう。

 これに対して、生きものの生々流転は、石ころに比べたら、もっとはるかにはっきりしている。
 つまり生物では流転がむしろ本質に変わっているのである。
    <養老孟司、人間科学講義>
〝ふたたび、みたび、なにゆえの本質!?〟

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