脳は、その基本的な機能を共有できます。
だから、自分の感情、考え、思想、思い出などを、他人に伝えることができるわけです。
このような脳の共有機能にはマイナス面もあって、自分だけにしかない肝心のものがなくなってしまう、という現象が出てきます。
このような脳による共有化には社会的な意味合いもあります。もし永久に行き続けたいとしたら、自身を心と定義すればいいのです。自分の考え、思い出、感情というものすべてを、他の人が感じてわかって抱えとってくれれば、自分自身はなくなってもいいのです。共同体が行き着くところはそういうかたちです。
<養老孟司、かけがえのないもの>
〝脳はそれでも安心できない〟
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