
病おもくして、薬にて救ひがたしといへども、病家より薬を求むる事切ならば、多く薬をあたへて、其心をなぐさむべし。
<貝原益軒、養生訓>
〝病家が支払う先端医療のガン治療薬は月40万円を超えるという。江戸と違い当世の病家はなぐさめさえも手に入れることができない。医療従事者の診療報酬が新政府によりわずかながらも増額された。翻ってその分、病家のなぐさめは小さくされたと言えるだろう。近時は恐慌で巷間に若年失業者があふれている。税はかれらのためにこそ使われるべきである。ただでさえ収入の大きなものに、この不況の時代、貴重な税を投入すべきではない。道理の適用されるべき順番がものごとにはある。もっとも後に来るべきものがもっとも先に来る判断をしてはならない。新政府の精神構造を解剖して見たい〟
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