それでもやはり、ぼくには、なんというか、宗教とでも言うべきものがどうしても必要だと感じる。
そんな時、ぼくは夜、星を描きに外にでる。
<フィンセント・ファン・ゴッホ>
〝描くことのできる人は幸いです。描きたくても描けない人がいます。星空はくっきり見えているのにそれを描く術を知らない人は、キルケゴールの言う、古代ギリシャのファラリスの牛の受刑者でさえもありません。青銅の牛の中であぶり殺され、火刑の熱さに耐えかねて阿鼻叫喚の呻きをその中で叫んでみても、その呻き声が牛の鼻腔を通過して皇帝を楽しませる音楽になることはないのです。〟
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