
反復は実践的生活の特徴である。
それは「可能性」を「現実」にすることを意味する。
そこに意欲、行為、能動的把握━理想の実現がある。
観念として内にあるものを行為に現わし、要求として心に迫るものを人格的に実現するのである。
しかしこの実現は必ずしも外的行為に現わすという意味ではない。
行為は肉体的運動を必須の条件とはしない。
切実な心の生活が現実なのである。
従って反復はまた自己の内に深く沈潜し鋭く集中することをも意味する。
真の反復は永遠性である。
<和辻哲郎、ゼェレン・キェルケゴオル>
〝永遠に連なる時間は反復しない、人は反復を唱えたがる〟






