夜中はラジオを切り、ペギー・リーのCDを聴く。
独身のとき、失恋をすると、ペギー・リーの歌が妙に身にしみた。
その独身が結婚して二人になり、三人になり、四人になったところで、オイルショックがきた。
そして、いま、わが家はまた、二人に戻っている。
当り前のことだが、妙な気もする。
<小林信彦・2009年>
〝古き良きアメリカの歌姫、パティ・ページの歌も妙に身にしみませんか。パティ・ページの歌は、人が一人に戻ってゆくときのあらゆるものとの "別れの歌" 、に聞こえます。一人、二人、三人、四人、二人、そして一人・・・、人生。テネシー・ワルツをとても気に入っているわたしは、それを聴くと妙に身にしみます・・・。〟
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