
長い歴史を経た仏像は、私に静謐と穏やかな魂を感じさせてくれる。
そこにことばはなく沈黙のなかで仏と対峙しつづけた仏師の姿を思う。
生きることもまた、無言を保って行う修行ではないか。
饒舌で自分を飾るのではなく、沈黙のなかでこそ、自らを磨き深めていくことができる。
うわべだけのことばでは何の意味ももたぬ。
無言のうちに会得するものこそ、真実の姿ではないだろうか。
<彫刻家・澤田政廣、1984年>
〝時空の存在することをわすれる空間がそこにある、堂奥にたたずみ外光にあふれる窓外をみやっていたわたしの千年の記憶がよみがえる〟
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