2009年8月16日日曜日

主人の迷い


 「明日も、会うか」
 「それは、中田さんがきめればいいのよ」
 「うむ・・・・・・」
 「自分の好きなようにすればいいのよ。奴隷に相談する主人なんていないわ。迷うと、それが伝わってきて、一人前の人間みたいな気持があたしに出てくるのよ」
    <吉行淳之介、暗室>
〝人間はいったい何ものなのか。植物のあとに人間はあらわれた。植物は人間をどのように見ているのか。人間がアリを見るようにみてはいないか。〟

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