2009年10月5日月曜日

グレン・グールド


 要するにこれは、終わりも始まりもない、真のクライマックスも真の解決もない音楽、ボードレールの恋人たちのように、「気ままな風の翼にそっと休らっている」音楽なのである。
    <グレン・グールド、バッハの「ゴールドベルク変奏曲」にある種の永遠性を見出して>
〝3次元の音が2次元の平面に安息を感じながら天から降下する、あるいは、清らかな一枚の和紙に滴りおちる音の痕跡により人が初めて知る天からの必然の声の印し、そんな音楽を奏でるのがグールドです。〟

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