2009年10月13日火曜日

群集の事業


 個人における異常なる高昇はやがて人類の高昇であるが故に、天才を生むための努力は群集のなし得る唯一の尊き事業である。
    <ニイチェ、和辻哲郎「ニイチェ研究」>
〝歴史はなぜ群集の息遣いを残さないのか?百の群集の百の息遣いは一人の天才の一つの息遣いと同じく希少で何ものにも替えがたい。天才の事跡を否定するものではないが観念ではない現象としての一期一会の存在もいとおしく大切なもの。でも歴史はその大切なものを残さないようにこの世を作った。歴史自身のもつ深い意図がそこに隠されている。〟

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